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阪神・佐藤輝に楽天・早川、カープ栗林らドラ1勢+育成5位も… 開幕から新人抜擢に思惑あり?【週刊セパ記録】
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKyodo News
posted2021/03/30 06:00
いきなりのバックスクリーン弾を放った佐藤輝明。新人たちがどんな活躍を見せるのか
阪神サンズが3発7打点の大暴れ
〇セ・リーグ
<打撃>
サンズ(神)10打5安3本7点 率.500 RC6.26
大城卓三(巨)10打5安1本4点 率.500 RC3.56
菊池涼介(広)14打7安3点 率.500 RC3.50
宮﨑敏郎(De)12打5安 率.417 RC3.32
糸原健斗(神)13打6安2点 率.462 RC3.22
阪神のサンズが3試合で3発の大暴れ。犠飛も1つあり7打点もリーグトップ。巨人正捕手になった大城も打率5割の活躍である。
巨人にFA移籍した梶谷隆幸は、早くも2盗塁をマーク。これは阪神の江越大賀、中日の髙松渡と並ぶトップタイだ。そして梶谷の人的補償でDeNAに移籍した田中俊太は、8打数3安打6打点、打率.375。ともに開幕カードから結果を出した。
9回打ち切りだからか先発が早めに切り上げる?
<投手>
ガンケル(神)1登1勝6回 責0率0.00 PR2.79
小笠原慎之介(中)1登6回 責0率0.00 PR2.79
野村祐輔(広)1登6回 責0率0.00 PR2.79
平良拳太郎(De)1登5回 責0率0.00 PR2.33
戸郷翔征(巨)1登1勝7回 責1率1.29 PR2.26
今村信貴(巨)1登7回 責1率1.29 PR2.26
阪神は投打で外国人選手の活躍が際立っている。投のガンケルも打のサンズと同じ2年目だ。昨年前半は主として救援投手だったが、後半から先発に転向し好投した。
昨年は広島の大瀬良大地がDeNAとの開幕戦で完投勝利を挙げたが、今季、開幕シリーズでの最多投球回は同じ大瀬良の7.1回。9回打ち切りということもあり、早めに先発投手を引き上げる傾向があるようだ。
救援では新人でいきなりクローザーに指名された広島の栗林良吏、R・マルティネスに代わってクローザーを務める中日の祖父江大輔、阪神のスアレスが今季初セーブを挙げている。セットアッパーでは岩貞祐太(神)、福敬登(中)、又吉克樹(中)、これも新人の森浦大輔(広)、塹江敦哉(広)が2ホールド。最近低迷していた中日の又吉の復活が目立つ。