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ガットゥーゾ「敵が湧いてきて地獄にいる気がした」、ジダン「連覇は簡単なことなんだ」…CLが“燃えた日”
posted2021/02/24 06:00
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Getty Images
雑誌「Sports Graphic Number」と「Number Web」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回はサッカーのチャンピオンズリーグにまつわる5つの印象的な言葉です。
<名言1>
敵があちこちから湧いてきて地獄にいる気がした。
(ジェンナーロ・ガットゥーゾ/767号 2010年11月25日)
2004年当時、ミランは黄金期を謳歌していた。そんな彼らが天国から地獄へと突き落とされた試合がある。
CL準々決勝、対するはスペインのデポルティーボ・ラコルーニャ。ミランがホームでの第1戦を4ー1で勝利していたこともあり勝ち抜けは余裕、という見立てが大半だった。
しかしデポルは、本拠リアソールで猛然としたプレスを仕掛け、敵陣に殺到。気づけば前半だけで3点を奪い、最終的には4ー0のスコアで大逆転を完遂した。
攻守の素早い切り替えは現代サッカーを戦ううえで不可欠な要素となっているが、当時の「スーペル・デポル」は闘犬ガットゥーゾを怖気づかせるほどの迫力を醸していたのだ。
<名言2>
あの声を聞けよ。ファンは諦めちゃいない。
(スティーブン・ジェラード/997号 2020年2月13日)
ピッチで戦うリバプールの選手を奮い立たせるサポーターソングと言えば『You'll Never Walk Alone』だ。
試合前、本拠地アンフィールドに轟く大合唱が、ハーフタイムに響き渡ったのは2004ー05シーズンCL決勝でのこと。