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北海道銀行がロコ・ソラーレに待った! カーリング北京五輪代表争いで発揮された日本ハム流メンタル術
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byJCA IDE
posted2021/02/18 17:00
スキップ吉村が大会のMVPに選ばれる活躍を見せ、北海道銀行フォルティウスは6年ぶりとなる日本選手権の優勝を果たした
チームには、2002年のソルトレイクシティー、2006年のトリノ、2014年のソチ五輪に出場するなど長いキャリアを重ねてきた船山弓枝がいて、バンクーバー五輪に出た近江谷、ソチに出た小野寺佳歩と経験を持つ選手たちがいる。それも力とし、吉村も含め、チームとしてのまとまりのよさも感じさせた。
代表決定戦に持ち越された北京への切符
決勝で敗れたが、そこまで7戦全勝だったロコ・ソラーレも、大会を通して変わらぬ地力を印象づけた。サードの吉田知那美は「強くなるための課題を神様が与えてくれたと思います」とコメントしている。
銅メダルを獲得した2018年の平昌五輪のときも、日本選手権で敗れ、代表決定戦で勝利して日本代表をつかんだ経緯がある。その経験もオリンピックにつながったであろうし、今回の敗戦もまた、糧にすることができる。
両チームは、時期は未定だが、代表決定戦に臨むことになる。
そこまでの時間をどう過ごしていくのか、日々を大一番へ向けて過ごしていくことになる。