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米報道で“日本帰国説”が出るワケ…田中将大と相思相愛ヤンキースの再契約を阻む「贅沢税」って? 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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posted2021/01/18 17:02

米報道で“日本帰国説”が出るワケ…田中将大と相思相愛ヤンキースの再契約を阻む「贅沢税」って?<Number Web> photograph by Getty Images

田中将大はヤンキース入団から6年連続で2ケタ勝利、在籍7年で78勝をあげたが、いまだ去就は決まらず

 春キャンプやシーズンが始まってからの怪我人などの不測の事態の補強に備え、少なくとも500万ドルは残しておきたい。1100万ドルで契約できるサイ・ヤング賞右腕コーリー・クルーバーを選択した理由はここであろう。そして、現在、ヤンキースは2億1000万ドルの基準額まで約600万ドルを残している。

FA市場でサイ・ヤング賞投手に次ぐ2番目の評価

 米国内ではパドレスが田中獲得に興味を示していると報道されたが、ニューヨークの放送局SNYによれば、契約交渉は現状でヒートアップしたものではないと伝えている。

 また、先発投手の補強が急務であるエンゼルスには田中がフィットすると報道する米メディアもあるが具体的な情報はない。この辺りが米国で田中が日本へ帰るのではないかと報道される理由である。

 ダルビッシュ有の通算71勝を上回る78勝を7年間で記録してきた田中将大の安定した投球ぶりは、このオフの先発投手のFA市場ではサイ・ヤング賞を獲得したトレバー・バウアーに次ぐ2番目の評価がある。ニューヨークのニューズデー紙は「贅沢税を払ってでも田中を残留させるべき」とも伝えている。

 米国の春キャンプ開始まではまだ1カ月ほど時間は残っている。トレバー・バウアーの契約先が決まれば、田中のそれも急展開を見せるのがこの世界。メジャー球団からの色好いオファーは必ずやってくる。

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