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パドレスがダルビッシュ獲得も、V9阻止には「まだ空白がある」
posted2021/01/24 07:00
昨年12月31日に行われたオンライン会見では、シカゴの地元記者とやりとりし、ダルビッシュが涙ぐむ一幕も
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四竈衛Mamoru Shikama
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KYODO
昨季、2006年以来、14年ぶりとなるポストシーズンに進出したパドレスが今オフ、コロナ不況とは無縁のような大型補強に成功した。昨年末、クリスマス休暇が明けた直後、'18年サイ・ヤング賞左腕のブレーク・スネルをレイズから、その翌日にはダルビッシュ有をカブスからトレードで獲得した。その後、ポスティング申請していた韓国球界の若きスラッガー、25歳の金河成(キム・ハソン)内野手との契約を締結するなど、停滞するメジャー移籍市場の中、まさに独壇場の動きで戦力強化を進めた。
同地区のライバル、ドジャースに地区8連覇を許しているパドレスからすれば、好機を逃すわけにはいかなかった。'18年以降、エリック・ホズマー、マニー・マチャドら大型野手を補強。その間、タティス、クロネンワースら若手が成長したことで、一気に強豪チームへ変貌を遂げた。昨季は、メジャー初となる4試合連続の満塁弾を記録するなど、破壊力十分の打線が完成。不足していたピースを埋めるのが、ダルビッシュ、スネルの強力先発陣の補強だった。
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