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クロマティがガチで選ぶ“各ポジションNo.1”は誰? 坂本勇人&鈴木誠也を絶賛、“日本一上手い外野手”は意外な選手【動画あり】
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byKiichi Matsumoto
posted2021/01/08 18:05
YouTubeチャンネルの企画に合わせて“最強チーム”を選出してくれたウォーレン・クロマティ
――各ポジションのサブ選手も選んでいただいたのですが、ちょっと意外なのは陽岱鋼選手(巨人)です。2020年(ケガなどもあり38試合出場にとどまる)を踏まえると……。
クロマティ:ジャイアンツに来てからは出場機会が多いとは言えないが、私は彼が日本で一番守備力があると思っているんだ。彼の能力と成績は矛盾している。毎試合コンスタントにプレーできるといいんだが。
浅村は「エブリデイ、グッドガッツ」
――ううむ、興味深いです。では最後に、保留となっていたセカンドのNo.1選手を……。
クロマティ:……浅村にしよう。セカンドでしっかりと守備をこなしながら、32本塁打104打点というパワーは凄い。エブリデイ、グッドガッツ。
――エブリデイ、グッドガッツ???
クロマティ:休まず、毎試合出場する頑丈さも評価したいということだ(浅村は全120試合出場)。あと山田は今年こそ調子が悪かったけど、大好きだよ。守備もいいし、走力もスイングスピードも速い。ただ控えのセカンドを選ぶなら……菊池だ。今まで日本で見てきた中で、守備ではNo.1の二塁手で、大リーグでもあの守備ならピカイチだ。私はディフェンスの良いセカンドが好きだからね。
――全体を眺めてみると、クロマティさんって、意外と守備重視じゃないですか?
クロマティ:ディフェンスが絶対条件というわけじゃないよ。バランスの取れたチームにしたいんだ。みんながみんな3割を打つ必要はないし。守備が強い選手も必要だということだ。
◆ ◆ ◆
数々の興味深い日本人選手評を話してくれたクロマティ。それに加えてメジャーリーグと日本の違いについても触れてくれたのだが……また別枠でご紹介しよう。
(後編とクロマティが語り尽くした動画は、関連記事からもご覧になれます)
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。