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瀬古利彦&渡辺康幸の秘話 “山の神”以前から柏原竜二に注目…「早スポ」の箱根駅伝愛が深い!

posted2021/01/02 06:02

 
瀬古利彦&渡辺康幸の秘話 “山の神”以前から柏原竜二に注目…「早スポ」の箱根駅伝愛が深い!<Number Web> photograph by Satoshi Shigeno

2020年度の早稲田スポーツ「箱根駅伝号」と楽天ドラ1の早川が1面の「早慶野球(秋)号」。記者の熱いハートがこもっている

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茂野聡士

茂野聡士Satoshi Shigeno

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Satoshi Shigeno

 日本列島が箱根駅伝に注目する1月2日、3日になると思い出すことがある。

「ああ、新聞配りに中継所まで行ったなあ」

 多くの大学にはテニスサークル、演劇サークルなどと同じ部類の「学生スポーツ新聞」サークルというものがある。各大学の体育局の活躍を伝えるために精力的に取材し、紙面化する活動をしているのだが、関東地方の各大学にとって一大ビッグイベントなのはもちろん、箱根駅伝だ。

 毎年正月になると各大学のサークルがそれぞれ、えっさほいさと電車やレンタカーを駆使して前乗りし、各区間の中継所で新聞を配る。これがまた新春からウキウキする。熱心な箱根ファンの方々が我先にと紙面を求めて、持っていた新聞が大げさじゃなく、“秒速で配布終了”となるのだ。作り手側として、こんなうれしいことはない。

 学生スポーツ新聞サークルの1つである「早稲田スポーツ新聞会(以下、早スポ。なお読み方は『そうスポ』)」に所属していた筆者にとっても、懐かしい記憶だ。新聞を配り終えて呑気に振る舞い酒を飲んでた(※20歳になってました)のを見つかって、取材チームに冷ややかな目で見られたっけ……という思い出とともに。

 そんな楽しいはずの箱根駅伝と新聞配布、コロナ禍の今回は事情が違う。

「箱根駅伝号が配布できないんです」

 ひょんなことから、現役の箱根駅伝号の新聞作成チーフに「2021年の箱根駅伝号は配布ができないんです」と聞いた。

 感染症対策の観点から見て、沿道での観戦は控えるように通達されているからだ。

 それは今のご時世に最優先すべきことで、仕方ないことではある。とはいえ丹精込めて作った紙面が、箱根駅伝ファンに配れないのは可哀そうだなあ……と思った。

 そういった配布できない事情(ラグビーなどでもそうだが)もあって、2020年から早スポはWeb上で紙面の無料公開化を決断したという。もちろん、箱根駅伝号もだ(http://wasedasports.com/activity/paper/20201226_139500/)。

【次ページ】 楽天ドラ1の早川らも1面を飾った

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