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コロナ後、初カンプノウでバルサを撮影 ほぼ無人の寂しさと守護神テア・シュテーゲンのコーチングが凄いワケ
posted2020/12/18 18:20
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
ラ・リーガの試合撮影などを精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏のオリジナル写真を定期的に掲載している(※写真は関連記事「【新着写真】誰もいないカンプノウ……」からもご覧になれます)。
このミッドウィークは、スペインでも猛威を振るっている新型コロナウイルス禍の中で、初めてバルセロナの本拠地であるカンプノウでの撮影に赴いた。対戦相手は今季好調で首位争いを繰り広げているレアル・ソシエダ。リーガ、CLで今一つの出来が続くバルサは、この一戦を落とすと早くも国内制覇に“赤信号”が灯りかねないという重要な一戦だったわけだが、聖地カンプノウの様子を含めて、現在のバルセロナの空気を中島氏の印象とともにお伝えする。
(1~2)キックオフ前の寂しい空気感
21時のキックオフより90分前にスタジアムに着きました。通常時なら地元ファンや、初めてカンプノウに来て顔がほころんでいる様なファンで溢れていますが……無人に近い寂しさでした。またその時間帯で気温が13度ほどはあり、風もなく、寒さが辛いという感じはなかったです。
色々なスタジアムで無観客試合を撮りましたが、10万人近いスタジアムではより無観客が強調されているように感じました。その中でメッシが先頭で入場してきました。
(4~6)グリーズマンの苦悩と髪型とメッシの奮闘
元ソシエダのグリーズマンと元スペイン代表モンレアルのマッチアップが何度もありました。ちなみにグリーズマンは特徴的な髪型でした。
プレー面においてはメッシの動きに合わせ、攻守両面で貢献していたように見えましたが、決定機を何度か決めきれず。明確な形での結果が残せないジレンマがあるのかもしれません。
そしてメッシに対して、ソシエダはスペイン代表メリノがマンマークにつく場面が多かったですが、メッシはボールをほぼ奪われなかったです。この場面も、ワンタッチでかわしてシュートに持ち込む辺り、さすがのプレーぶりと言ったところでしょうか。