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コロナ後、初カンプノウでバルサを撮影 ほぼ無人の寂しさと守護神テア・シュテーゲンのコーチングが凄いワケ
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2020/12/18 18:20
以前は地元だけでなく世界中のファンであふれていたカンプノウ。静寂の中、レアル・ソシエダとの試合が開催された
(7~8)好調ソシエダに対して先制点を許したが
試合は前半からバルサが押している中、ソシエダが先制ゴールを挙げたことで嫌な空気が流れましたが、早い段階でアルバの鮮やかなミドルシュートで同点ゴールが生まれました。
そこから勢いに乗ったバルサはデヨングが追加点。一度オフサイド判定がくだったものの、VARでゴールが認められました。
(9~11)バルサ必死の守備、守護神のコーチングの凄み
しかし後半は一転、ソシエダペースに。中盤での守備がより強度を増したように感じました。
シュテーゲン含め、守備陣の死に物狂いなプレーでなんとかソシエダを跳ね返しました。そしてほぼ無人のカンプノウで撮影して、初めて気づいたこともありました。
前からシュテーゲンが色々指示を出しているのは分かっていたのですが……ブライスワイトやペドリあたりの前線の選手にまで守備の局面で指示を飛ばしていました。これは無観客なので、以前よりコーチングの声が色々聞こえてくるということでしょう。その後もシュテーゲンはビッグセーブでチームのピンチを救いました。
またアラウホ、バルサB登録のミンゲサの両センターバックもフィジカルの強さなど、安定したプレーを見せました。世代交代を図っているバルサの中で、どこまでアピールし続けることができるか注目したいところです。