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スコットランドではリバプールVSアーセナル…欧州各国で発生、超優秀SB“被り問題”の解決策とは

posted2020/11/19 06:00

 
スコットランドではリバプールVSアーセナル…欧州各国で発生、超優秀SB“被り問題”の解決策とは<Number Web> photograph by Getty Images

中堅国スコットランドが誇るロバートソン(右)とティアニー。左サイドバックが本職の2人だが、代表で共存する解決策とは……

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三重野翔大

三重野翔大Shodai Mieno

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 6大会ぶりに欧州最強国を決める戦いに戻ってくる。

 サー・アレックス・ファーガソンという歴史上最も偉大な監督と、リバプールのレジェンド、ケニー・ダルグリッシュの母国スコットランドである。

 11月12日に行われたEURO2020予選プレーオフ決勝・セルビア戦でPK戦の末に勝利し、見事1996年イングランド大会以来となる本大会出場を決めた。

「ファギー」と「キング・ケニー」を輩出した国でありながら世界はおろか欧州の中ですら存在感が弱かったFIFAランキング45位の国が、久々に脚光を浴びる時だ。

よりによってロバートソンとティアニーが

 スコットランド代表は決してタレント揃いというわけではない。

 今回の代表ウィークで招集された25人のうち、欧州主要リーグに所属する選手は8人(全員プレミアリーグ)で、残りはチャンピオンシップとスコティッシュ・プレミアシップでプレーしている。

 その中でビッグネームといえるのはキャプテンのアンドリュー・ロバートソン(リバプール)とスコット・マクトミネイ(マンチェスター・U)、そしてキーラン・ティアニー(アーセナル)くらいだろう。

 彼らはビッグクラブのレベルの高い競争のなかで、自身の価値を証明し続ける貴重なタレント。そのうち2人が、よりによって「左サイドバック」というポジションで被っているのだ。

 ロバートソンはリバプールの一員として18-19シーズンのCL制覇、そして昨季のプレミア制覇に大きく貢献した。

 15歳のとき、国内の強豪セルティックのアカデミーから「体が小さい」という理由で退団させられ、スコットランド4部のクラブからキャリアをスタートさせた叩き上げの26歳は、今や世界屈指のサイドバックだ。

【次ページ】 俊輔を尊敬、ティアニーはアーセナルで台頭

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