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ハバーツ、ベルナー、T・シウバ。チェルシー“独占市場”で積極補強。でもGKは?
text by
粕谷秀樹Hideki Kasuya
photograph byGetty Images
posted2020/09/08 11:30
補強禁止処分明けということもあり、ランパード監督率いるチェルシーは積極的な選手補強に打って出ている。
昨季のチェルシーは54失点を喫した。
あるいは、8月下旬に急接近が伝えられたニッキー・ポープ(バーンリー)か。昨シーズンのクリーンシートはリーグ2位の15回。反射神経と跳躍にすぐれた名GKである。ただし彼もオブラク同様、攻撃的に振る舞うチームでの対応は疑問視される。
昨シーズン、チェルシーは54失点を喫した。トップ10では最多であり、ロマン・アブラモビッチがクラブを買収した2003年以降でもワーストだ。
枠内シュートの多くをケパは防げなかった。したがって、GKが手付かずの場合は、またしても少なからぬポイントロスを招く危険度が非常に高い。
GKの人選が、チェルシーの2020-21シーズンを大きく左右する。