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トルシエがダバディに明かす日韓W杯トルコ戦の真実。「私の采配ミス」とは?
text by
フローラン・ダバディFlorent Dabadie
photograph bySports Graphic Number
posted2020/09/07 11:30
三都主がスタメン起用され、3-4-2-1システムで臨んだトルコ戦。トルシエ監督率いる日本は宮城の地で涙をのんだ。
バイエルンのような完成度は夢だ。
――サッカーというものは、結局は最後に個人技で決まるのですね。組織を何よりも大事にしてきたあなたも、あれから20年経って認めますか。
PT:「否定したことはないよ。黄金時代のミランは世界一の組織だったが、最終的に点を取れるかどうかはファンバステン、フリットの2人次第だったはずだよ」
――今年のチャンピオンズリーグの決勝だって、ネイマールとムバッペが決めきれなかったパリSGは敗れた。
PT:「とはいえ、バイエルン・ミュンヘンのような組織完成度は、私のような監督の夢だよ」
フィリップ・トルシエとのZoomの締め切り時間が近づき、最後に私から言った。
――ところで韓国とイタリアの試合も今回の記事の中で振り返るのですが、韓国がポルトガル、イタリア、スペインを次々と倒すなんて想像できなかったですね。
しかし、トルシエさんからは答えが返ってこないままインタビューは終了しました。打ち切り30秒前の時点で「フローラン、ありがとう。気をつけて」と締め括られました。
(関連記事より、ヒディンク参謀が激白したイタリアvs.韓国の真相もお読みください!)