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中日快進撃の中心はエース大野雄大。
マー君以来の4連続完投、不安はFA。 

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小西斗真

小西斗真Toma Konishi

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photograph byKyodo News

posted2020/08/27 11:40

中日快進撃の中心はエース大野雄大。マー君以来の4連続完投、不安はFA。<Number Web> photograph by Kyodo News

23日のDeNA戦で4試合連続となる完投勝利を挙げた大野雄大。次回登板予定の30日に球団記録に並ぶことはできるか。

実力を発揮させている与田体制。

 球団首脳から現場の指導体制まで一新されており、環境の変化が大野に本来の実力を発揮させている。マネーゲームになると太刀打ちできないのは事実だが、大野は現在の体制に恩義を感じており、ドラゴンズに愛着を抱いている。

 シーズンが終わればストーブリーグの目玉の1人。喧噪を前に、竜のエースは30日の巨人戦(東京ドーム)で球団記録に挑む。5試合連続完投勝利は、長い歴史の中で3人がやってのけた。石川克彦(1955年)、権藤博(1961年)、佐藤充(2006年)。

 野球の変質を思えば、次の挑戦者はとても現れそうにない快挙である。

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