バスケットボールPRESSBACK NUMBER
夢は「B3で優勝し、B2昇格を断る」。
島田チェアマン×池田オーナー対談。
text by
青木美帆Miho Awokie
photograph byKiichi Matsumoto
posted2020/08/27 10:00
島田慎二B.LEAGUEチェアマン(右)と、池田純さいたまブロンコスオーナー兼取締役(左)。本対談の直前、ブロンコスのYouTube企画で2人ババ抜き勝負を行った。
日本一かっこいい屋外バスケットボール基地を作る。
池田 私たちはコロナ禍を受けて、埼玉県深谷市に日本一かっこいい屋外バスケットボール基地を作るプロジェクトをスタートさせました。
屋内でプレーしづらい現状を変えるために、感染リスクが少ない半屋外のコートを作って、そこをパートナー企業さんのバスケットボールでの地域貢献拠点にすると同時にブロンコスバスケット圏拡大のひとつの拠点にしてしまおうという計画です。
そういった「基地」で、選手の練習がないときは、ファンクラブ会員限定でコートを貸し出したり、少人数でバーベキューを楽しんでもらうようなこともできたらいいなと考えています。
ADVERTISEMENT
ブロンコスではすでにいくつかの基地を確保していて、選手たちの練習場所やスクールの拠点となっています。
こういった基地を県内各地に作り、そこをブロンコス、ひいてはバスケットボール文化の発信拠点にしていく。そして、さいたま市を中心とした埼玉全域をブロンコスの色に染めていきたいなと。
ブロンコスは、前運営会社時代に、地域や人々との縁をずいぶん失ってしまいました。
まずはその縁を取り戻し、地域に支えられる基盤をつくることが第一のミッションですね。切実かつ、あんまり面白くない目標なんですけど……。それを実現した上で、大目標である「B3で優勝してB2昇格を断る」を実現したいです(笑)。
島田 楽しみだなあ。優勝したら一緒に記者会見を開いて、記者さんに「あの時Numberの対談でこんなことをおっしゃっていましたけれど」って聞いていただきましょう(笑)。
池田 「すみません、あの話はナシにして昇格させてください」って言うかもしれませんけど(笑)。