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夢は「B3で優勝し、B2昇格を断る」。
島田チェアマン×池田オーナー対談。
text by
青木美帆Miho Awokie
photograph byKiichi Matsumoto
posted2020/08/27 10:00
島田慎二B.LEAGUEチェアマン(右)と、池田純さいたまブロンコスオーナー兼取締役(左)。本対談の直前、ブロンコスのYouTube企画で2人ババ抜き勝負を行った。
YouTubeの企画でトランプのババ抜きを。
池田 どうもご無沙汰しています。
島田 いやー、池田さんがB.LEAGUEに来てくれてうれしいですよ。池田さんのような優秀な経営者がバスケ業界に来てくださることは、いいこと以外の何物でもない。「新しいものを生み出したい」という池田さんの大きなパワーは、リーグにとっても他クラブの経営者にとっても、相当な刺激になると思います。
池田 ありがとうございます。こちらこそ、島田さんのチェアマン就任が報じられたときはとてもうれしかったですよ。以前からよく知っている方ですし、バスケで1回結果を出されている方ですし。
私はバスケ界のまだまだこれから成熟していくところというか、大胆に、自由にやれそうなところに惹かれてブロンコスの旧株主からの経営再建依頼に応えようとオーナーシップを獲得したのですが、島田さんがトップに入ることで、もっといろんなことにチャレンジできる可能性が出てくるだろうなと期待しています。
今日もこの対談の前に、ブロンコスのYouTubeの企画でトランプのババ抜きをやってくださったじゃないですか。一緒にトランプしてくれるチェアマンなんて、世界中探したっていないと思いますよ(笑)。
トリッキーに見えるけれど実はそうではない。
島田 ブロンコスは、チームの経営に参画することを選手契約の条件に盛り込んだり、クラブの公式ツイッターで意見や意思をはっきりとつぶやいたり、開幕前から色んなことが話題になっていましたが、池田さんらしいですよね。
トリッキーに見えるけれど実はそうではなくて、大きな問題提起で一気にズバッと切り込んでいっている。
そういった姿勢にすごく共感します。私も同じタイミングでブロンコスの経営者になったら、似たようなことをするんじゃないかな。ちっちゃくまとまっても面白くないですから。