酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
週刊セパ好成績&珍記録まとめ。
笑顔のギータと堂林、雨に泣く巨人。
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKyodo News
posted2020/07/14 11:50
第4週の6試合のうち半分が雨天中止かつ、試合開催の3試合すべて黒星。巨人にとって“恵みの雨”とはならなかった。
堂林の復活にボーアが半バース化。
○打撃成績
<最多安打>
9安打:堂林翔太(広)
<最多本塁打>
2本塁打:ビシエド(中)、ボーア(神)、青木宣親(ヤ)
<最多打点>
8打点:堂林翔太(広)
<最多盗塁>
2盗塁:堂林翔太(広)
<打率5傑(規定打席以上)>
1 大山悠輔(神).538
2 堂林翔太(広).450
3 福田永将(中).421
4 ボーア(神).417
5 松山竜平(広).412
<RC(打撃総合指標)5傑>
1 堂林翔太(広)5.44
2 大山悠輔(神)5.20
3 青木宣親(ヤ)5.06
4 ビシエド(中)4.78
5 村上宗隆(ヤ)4.68
広島の堂林が元気いっぱいだ。20打数9安打1本塁打8打点に加え、2盗塁に3四球の好成績である(1試合で見ると8日に5打点、11日に4安打)。2012年に華々しくデビューし、3年連続でオールスターに出場したものの、昨年はわずか7安打。埋もれた存在になりかけたのが見違えるようだ。最後までこの勢いが続くか。
なお「バースの再来か」、「はずれ外国人か」とトラファンを一喜一憂させるボーアが2本塁打。今の状態は「半バース」くらいか?
阪神は先発、ヤクルトは救援が好投。
○投手成績
<最多勝利>
1勝:岩貞祐太・岩崎優・青柳晃洋(神)、井納翔一・石田健大(De)、遠藤淳志・床田寛樹・塹江敦哉(広)、小川泰弘・寺島成輝・マクガフ・高梨裕稔(ヤ)、R・マルティネス(中)
<最多セーブ>
3セーブ:石山泰稚(ヤ)
<最多ホールド>
3ホールド:梅野雄吾・清水昇(ヤ)
<最多奪三振>
10奪三振:柳裕也(中)
<防御率(規定投球回数以上)上位>
1 岩貞祐太(神)0.00
1 西勇輝(神)0.00
1 ガルシア(神)0.00
1 スアレス(ヤ)0.00
5 柳裕也(中)1.29
5 大瀬良大地(広)1.29
<PR(投手総合指標)上位>
1 岩貞祐太(神)3.62
2 西勇輝(神)2.86
3 ガルシア(神)2.71
3 スアレス(ヤ)2.71
5 柳裕也(中)2.17
5 大瀬良大地(広)2.17
阪神は岩貞、西、ガルシアと3人の先発が自責点0で6イニング以上投げた。この安定感が何よりの強みになった。一方でクローザー藤川球児の戦線離脱は気がかりではある。
ヤクルトも先発ではスアレスが好投したが、救援陣が素晴らしい。セットアッパーの梅野、清水が3ホールド、そしてクローザーの石山が3セーブ。救援陣で持っている。