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ビールの売り子は無言、ヤジに注意。
阪神×ヤクルト、有観客試合観戦記。

posted2020/07/16 10:00

 
ビールの売り子は無言、ヤジに注意。阪神×ヤクルト、有観客試合観戦記。<Number Web> photograph by KYODO,SHOICHI HASEGAWA(in the article)

阪神の黄色がところどころに目がつく阪神甲子園球場。

text by

長谷川晶一

長谷川晶一Shoichi Hasegawa

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KYODO,SHOICHI HASEGAWA(in the article)

「あぁ、ついに始まったんだなぁ……」

 思わず口にしている自分に気がついた。7月14日、阪神甲子園球場でのことだった。

 その4日前の10日には、それまでの無観客試合から、上限5000名の入場を認める「有観客試合」を始めていた。記念すべきこの日を、僕はほっともっとフィールド神戸のレフトスタンドで迎えた。

 しかし、開始直前に降り出した雨によって、試合は中止。

 背中を激しく叩く滝行のような豪雨に打たれながら、「オレは前世で何かをしでかしてしまったのだろうか?」と、我が身を呪っていた。せっかくの記念すべき日でありながら、ヤクルト・宮本丈、巨人・岸田行倫のヘッドスライディングパフォーマンスを見るだけの一日となってしまった。

「あぁ、目の前で見たかった……」

 翌日は東京でどうしても外せない取材があったため、泣く泣く真っ直ぐ帰京した。翌日、翌々日は無事に試合が行われ、ヤクルトは首位巨人相手に見事な連勝。なんと、単独首位に躍り出ることとなった。

 テレビの前で快哉を叫びつつも、「あぁ、目の前で見たかった……」の思いはますます募るばかりだった。

 それでも、すぐにリベンジの機会は訪れる。巨人との3連戦の後には、阪神甲子園球場で阪神との3連戦が控えている。

 幸いにして、14日と15日のチケットはすでに入手していた。ご存知の方もいるかもしれないが、僕は2005(平成17)年から16年連続で全球団のファンクラブ(FC)に入会している。ということで、FC先行受付を利用してチケットを購入したのだ。

【次ページ】「ホテル観戦」もなかなか快適だったが……。

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