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7月4日は清水エスパルスの誕生日。
J再開は王国復活の第一歩となるか。 

text by

望月文夫

望月文夫Fumio Mochizuki

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photograph byJ.LEAGUE

posted2020/07/02 20:00

7月4日は清水エスパルスの誕生日。J再開は王国復活の第一歩となるか。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

1993年Jリーグ開幕戦時の大榎克己(5番)ら清水の選手たち。彼らが紡いできた王国の歴史を、現メンバーは復権できるか。

開幕戦はFC東京相手に善戦している。

 迎えた今季開幕戦は、昨年リーグ終盤まで首位争いを演じたFC東京に善戦。開始から約70分間はパーフェクトな展開を見せ、結局終盤に逆転を許したが、序盤から相手を圧倒する光景にスタジアムは盛り上がった。

 指揮官は「主導権を握る時間を70分から80分、そして90分と伸ばしていく」と今後への手ごたえを掴んだ。

 そして、長い中断期間でさらに連携を深めた清水。誕生日の名古屋戦に向け、MF中村慶太は「特別な縁を感じる。テレビの向こうにいるファン、サポーターと勝利の喜びを共有したい」と白星を約束。

 28年前、一部メディアの評価を覆して勢いに乗ったように、今年の7月4日の誕生日に迎える名古屋戦の勝利を起点に、オレンジ集団が王国復権へと突き進む。

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