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板倉滉は全てをポジティブに変える。
「律が行って、次はオレの番だぞ」
text by
了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph byAFLO
posted2020/06/10 07:00
マンチェスター・シティからのローンでフローニンゲンに所属する板倉滉。ここに長く留まるつもりは毛頭ない。
理想は、どしんといるだけで守れるCB。
――将来について、どんな目標がありますか?
「そうですね。今はやっぱりプレミアリーグに行きたいなと思いますね。まあ世界一のリーグですしね。プレミアに近づくためにドイツにいったほうがいいかもしれないし、他の国のほうがいいかもしれないし、という考え方をしています。いろんなとこでやってみたいです」
――オランダでプレーするようになって1年半、どんどん華奢な印象がなくなっています。
「ちょっとずつですね。体重も増えてます。でも、もっともっと増やす必要があると思っているんです。いざプレミアで戦うとなったらもっとごつくてでかい選手がいっぱいいる中でやるわけで、もっともっとそこも伸ばしていかないと」
――一方でパス成功率、技術の高さはオランダでも光っています。
「そこはもうフロンターレのときから鍛えられてましたし、自分の良さでもあります。監督もシーズン途中でかわったりしましたが、なかなかうるさい監督もいるのでそれぞれの監督の色を見て、自分の良さの繋いでくところもだせたし、プレーの幅が広がったなと思います。ただパスの部分は自分の良さとして続けてく必要もありつつ、守備のところ、ディフェンスで戦うとか1対1の守備とかそういう部分はもっと伸ばしていかないと」
――大きくて動けるディフェンダーですね。
「そうですね。でもそうでないと上にはいけないと思う。強いだけじゃ逆にだめだと思うので、そこは両方動けて速くて、足元のあるセンターバックを目指していきたいなと」
――理想像はいます?
「あんまそういないんですけど、あえていうと今ならファンダイクとかは、どしんといるだけで最後守れる。ああいう選手になりたいなと。CBでも存在感出せる選手になりたいですね」
――そんな日本人ディフェンダーが出現したら、楽しそうですね。
「おもしろいですよね。そうなれるように頑張ります」