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バク宙もスキーもこなすマスコット。
J3鳥取ガイナマンの本音訊いてみた。
text by
石倉利英Toshihide Ishikura
photograph byGAINARE TOTTORI
posted2020/05/02 09:00
Jリーグ初となるヒーロー系マスコットとして誕生したガイナマン。Jリーグ再開の日に向けて、バク宙の練習に励んでいるとか。
子供たちへ作った体操、発見ノート。
地域貢献活動でも活躍中だ。
その1つが、ホームゲームの盛り上げや、鳥取県の魅力をPRするために生まれた『ガイナマン体操』。小さな子供たちの健康づくりに役立ててもらうべく、鳥取県東部を中心に保育園や幼稚園を訪問し、一緒にガイナマン体操をしている。担当スタッフの内間安路氏は「小さな子供たちにとって、ガイナマンのようなマスコットは『最強』です。登場すると、みんなが寄ってくる。あこがれの気持ちを高める効果がありますね」と語る。
新型コロナウイルスの影響が広がっている現在は、ガイナマン体操を運動不足の解消に役立ててもらおうと、ガイナマンが踊る通常のものに加え、鳥取の選手たちが踊る動画もYouTubeで公開。さらに『ガイナマンの発見ノート』と題し、休校で自宅待機を余儀なくされている子供たちに、「遊ぶ」「学ぶ」「作る」に特化したコンテンツを提供するキュレーションメディアを作成した。
好きな食べ物は「鳥取県産品」で、性格は「誰とでも仲良くなれて、子供たちが大好き」で、使命は「スタジアムを盛り上げること」「子供たちを笑顔にすること」「鳥取県を全国にPRすること」。そして、一番強く思っているのは「ガイナーレ鳥取の戦士として選手、サポーターと共に闘う!」こと。いまは新型コロナウイルスに負けないように、やがてライバルのクラブを倒すために、ガイナマンが動きを止めることはない。
総選挙の順位が落ちてきているけど……。
……で、そんな忙しいガイナマンの単独インタビューに成功! いろいろ聞いてみました!
――ツイッター(@Gainaman1983)を見ると、本当にいろいろなことにチャレンジしていますね。
「見てくれているんだね、うれしいな! スタジアムを盛り上げて、子供たちを笑顔にして、鳥取県を全国にPRするために、何でもやってみているよ」
――マスコット総選挙に向けても、神頼みに行ったり(2019年1月21日)、誰も見てくれていないのに投票を呼び掛けたり(2019年1月22日)、努力しているんですね。
「毎年、頑張っているよ。僕が人気者になれば、それだけ鳥取県のことやガイナーレのことを、たくさんの人に知ってもらえるからね!」
――2017年は下から2番目の48位だったのに、'18年に24位まで浮上したのは、すごいです! ……あれ、'19年は42位、今年は46位と、また落ちてきていますね……。
「投票してくれたみんな、ありがとう! でも、もう少し上の順位に入りたいな。みんなとの記念撮影のポジションも、一番後ろになっちゃったし……(2020年2月9日)。ツイッターでもつぶやいたけど(2020年2月4日)、悔しいからホーム開幕戦では、いつもより高くバク宙しちゃうよ! いまは延期になっているから、毎日練習しているんだ」