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國母和宏の表現者としての“ヤバさ”。
150cmの板で示す未知なる可能性。 

text by

野上大介

野上大介Daisuke Nogami

PROFILE

photograph byNick Hamilton

posted2020/04/14 11:30

國母和宏の表現者としての“ヤバさ”。150cmの板で示す未知なる可能性。<Number Web> photograph by Nick Hamilton

映像作品が高く評価される國母和宏。彼にしか表現できない唯一無二の滑りをまた見せてほしい。

「唯一無二の存在であるべき」

「自分にしかできない滑りが表現できるメンツを『KAMIKAZU』では揃えました。プロスノーボーダーとは唯一無二の存在であるべきだと思う。そういう存在であり続けたいですね」

 國母が冒頭で口にしていた最高にクールなスノーボードとは、オリジナリティを表現することだ。「出る杭は打たれる」ということわざがあるように、それぞれの個性や意見よりも「空気を読む」といった協調性を重んじる文化が日本にはある。そのため相容れないケースも多いかもしれないが、國母はこれからも自らの道を突き進んでいくはずである。

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國母和宏

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