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首里城再建の大会は流れたけど……。
上原彩子ら沖縄女子プロの心意気!
text by
南しずかShizuka Minami
photograph byShizuka Minami
posted2020/03/17 11:30
首里城再建のチャリティ大会を企画した上原彩子。スポーツ選手の慈善活動の本場アメリカでプレーしてきた経験も役に立ったかと。
「プロゴルファー以前に人として」
比嘉真美子は同郷の先輩を誇りに思う、という。
「自分の利益のためじゃなくて、誰かのために少しでも役に立ちたいという彩子さんの気持ちと行動力を勉強させてもらいました」
上原の家族や友達を繋いできた首里城は喪失した。だが形がなくなっても、プロゴルファーの先輩と後輩の関係性を新たに繋いだ。
「ジュニアの頃に『今の自分があるのは周りが支えてくれるから』と両親に教わりました。もちろんプロになったら結果が求められますが、結果にプラスアルファして誰かをサポートできるなら更に良いなという意識は常にあります。そのためには、プロゴルファー以前に人としてきちんとしていないと、誰からも認められないと思っています」
これからも、上原は首里城再建のチャリティ活動を行うことを考えている。
歴史的建造物の復興には時間とお金が必要だ。このチャリティ活動を通して、上原はもっと人々と繋がっていくだろう。
なお、上原は個人的に1月末に那覇市役所を訪れて、自身のオリジナル卓上カレンダーの売上金全額とファンから募った支援金171万8400円を首里城再建のため寄付した。