Jをめぐる冒険BACK NUMBER
鈴木優磨、ベルギーで7得点と今後。
「そこはもう、死ぬほど集中して」
posted2020/03/16 11:40
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph by
Atsushi Iio
――ここまでリーグ戦23試合に出場して7得点。この成績については、どう感じていますか?
「悪くはないですけど、微妙な数字ですね。もうちょっと取っておきたかったし、実際、取れたなっていう想いもありますね」
――とはいえ、初スタメンとなった9月21日のシャルルロワ戦ではゴールを決め、勝負強さを示しました。
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「勝負どころに関しては、自分でも取れると思ってますし、これまでも節目、節目で取って来たからこそ今に至ると思うので、自信はありますね」
――あのゴールで、チームにおける立ち位置に変化はありました?
「日本人ということで、どうしてもナメられるというか、最初はパスが出て来ないことがあったんですけど、点を取って信頼関係が生まれたというか。周りも認めてくれて、パスが出てくることは増えましたね。ただ、それでもチャンスの数がびっくりするほど少ない(苦笑)。ほとんど相手に(ボールを)握られる展開なので、1本にすごく集中していますね」
オランダより、レベル高いのでは。
――ワンチャンスをいかに仕留めるか。
「そこはもう、死ぬほど集中してます。この前のヘント戦(2月23日)のゴールも、(得点のチャンスは)あの1本しかなかった(※0-4で迎えた68分、味方のシュートをGKが弾いたところを詰めた)。こっちに来てから、より徹底していますね。どのシュートシーンを振り返っても、自分が一番先に詰めている自信はあります」
――初ゴールを奪った試合後、「日本とはまったく違って、すごくタフで難しいリーグだ」と話していたのが印象に残っています。
「ベルギーリーグは、日本でちょっと軽視されていると思いますね。こっちに来て感じるのは、オランダよりもレベルが高いんじゃないかっていうこと」