野球のぼせもんBACK NUMBER
ホークスは契約更改にて最強。
柳田&森の“次”は甲斐野に尾形。
text by
田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byNanae Suzuki
posted2020/01/05 11:40
7年という巨大契約を結び、生涯ソフトバンクを宣言した柳田悠岐。それを決意させるだけの環境がこのチームにはある。
いまはまだ背番号120でも。
これらの数字からわかるように、尾形もまたリリーフタイプの投手だ。
2020年シーズンから一軍投手コーチを務める佐久本昌広コーチも「彼は努力を継続できるタイプ」とピッチングだけでなく内面も認める。尾形自身に話を聞いても「たとえば周りと一緒に走っても、他の人より1mでも長く走ろうといつも考えている。それが何かに繋がると信じています」と言って、「ちょっと昔気質なんです」と笑う。
この言葉だけでも期待値が高まってしまう。
今はまだ背番号120の尾形崇斗、ぜひ覚えていていただきたい。2020年シーズン、PayPayドームのマウンドで躍動していても何ら不思議ではない実力の持ち主だ。