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大型契約と組織のカルチャー。
MLBのFA、大物たちが即決した訳。 

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芝山幹郎

芝山幹郎Mikio Shibayama

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posted2019/12/21 11:30

大型契約と組織のカルチャー。MLBのFA、大物たちが即決した訳。<Number Web> photograph by Getty Images

12月18日、ヤンキースタジアムで行われた入団会見。コールは妻、代理人のボラス(右)との写真撮影に応じた。

トラウト+大谷翔平+レンドンの破壊力。

 噂によると、ヤンキースはブルワーズの抑えの切り札、抜群の奪三振能力を誇るジョシュ・ヘイダーにも触手を伸ばしているらしい。もしトレードが成立して彼も獲れたら、恐るべき投手陣ができあがる。

 レンドンを獲得したエンジェルスも、化学反応を期待しているはずだ。

 彼とアンドレルトン・シモンズが固める三遊間は、大リーグ屈指の守備力を見せつける可能性が高い。打線に眼を転じても、トラウト+大谷翔平+レンドンと並べば、相当の破壊力だ。

 問題は相変わらず投手力で、三遊間強化の成果を生かすためには、ゴロを打たせる左投手がぜひとも欲しい。

 候補となるのは、ともにFAの資格を得ているダラス・カイケルと柳賢振だろうか。ふたりとも奪三振率は高くないが、低目の球を打たせて取る投球術を熟知している。

 もし彼らのうちどちらかを獲得できれば、エンジェルスは来季こそ無視できない存在になるだろう。知将ジョー・マドンの采配と、3年目を迎える大谷の才能開花も楽しみにしたい。
 

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