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ラグビーW杯のスター選手が集結。
トップリーグがオールスター状態!?
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph byNaoya Sanuki
posted2019/11/05 20:30
南アフリカからもルルーやフェルミューレンらがやってくる。少し前では信じられないほどの豪華さだ。
FW陣もすごいが、バックスも強烈。
W杯8強の日本代表のフォワード陣に、パナソニックは稲垣啓太、堀江翔太、ヴァルアサエリ愛、坂手淳史を送り込んでいる。ホワイトロックとクロケットを迎えたことで、まさにリーグトップの陣容が整ったと言えるだろう。
今回のW杯で“日本のフェラーリ”と評された福岡堅樹、主にスタンドオフのバックアップを務めた松田力也のいるバックス陣では、南アフリカのダミアン・デアリエンディが新たな得点源となる。センターとウイングでプレーする27歳は、イングランドとの決勝でもフル出場した。
クボタ、キヤノンにも強豪選手が加入。
昨シーズン7位のクボタにも、2人のビッグネームが合流する。ニュージーランド代表ライアン・クロッティと、オーストラリア代表バーナード・フォーリーだ。クロッティはセンターを、フォーリーはスタンドオフを主戦場とする。
バックス陣を牽引するのが彼らふたりなら、フォワード陣にはドゥエイン・フェルミューレンとピーター・ラブスカフニがいる。南アフリカの優勝メンバーでもあるフェルミューレンは、昨シーズンからクボタに在籍している。南アフリカ不動のナンバー8だ。
リーチマイケル不在時に日本代表のキャプテンを務めたラブスカフニは、チームの全5試合でスタメンに名を連ねた。フランカーを主戦場とする彼とフェルミューレンの献身性は、クロッティとフォーリーを大いにサポートしていくことだろう。
W杯で日本代表の司令塔となった田村優が所属するキヤノンは、南アフリカ代表のジェシー・クリエルを獲得した。
今回のW杯はケガで途中離脱したが、複数ポジションをこなすバックスのオールラウンダーは、同じく新加入の日本代表スクラムハーフ田中史朗とともに、チームのレベルアップを促していくに違いない。