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「ついで」の存在からドラフト指名。
父の死、難病も乗り越えた望月大希。
text by
永田遼太郎Ryotaro Nagata
photograph byRyotaro Nagata
posted2019/10/21 20:00
日本ハムから5位指名を受けた創価大・望月大希。女手ひとつで育ててくれた母と写真に収まった。
防御率0.76、リーグ2位に返り咲き。
以後は経過を観察しつつ、少しずつイニングと実績を伸ばしてきた。
2年秋のリーグ戦では3試合3回2/3というわずかな登板機会しか与えられなかったが、3年春には6試合28回1/3でリーグの規定投球回数をクリア。防御率も1.27を記録し、リーグ2位の成績をあげた。3年夏のオープン戦の不振とチーム事情で、秋のリーグ戦はリリーフに回り3試合7回を投げるのみで終わったが、4年春のリーグ戦では35回1/3を投げて自責点はわずか3。防御率0.76の成績で再びリーグ2位に返り咲いた。
今年6月の全日本大学選手権でも、角度があって伸びもある140km台中盤のストレートと落差ある縦割れのカーブを武器に、前年度優勝の東北福祉大を8回2安打1失点に抑える好投を見せた。
侍ジャパン大学代表で得た刺激。
試合こそ敗れはしたがその内容は高く評価され、同月21日から3日間に渡って行われた侍ジャパンJAPAN大学代表の選考合宿にもチームから唯一選出された。
「合宿は3日間だったんですけど収穫どころじゃなかったですよ。自分よりいい投手がたくさんいて、そこに混ぜてもらって、バッターも全国からいい選手が集まっていて、そこで投げることができた。いいボールが投げられて、あまり捕らえられなかったことで、このレベルでも通用するなと自信にはなった。あの経験があったからこの秋も投げて、投球術というか、相手を(上から目線で)見ることも大事だなって感じるようになった。そこは大きいと思います」