酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
ドラフトくじ運はパが強い説は本当?
過去11年のドラ1抽選を調べてみた。
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph byHideki Sugiyama
posted2019/10/10 11:15

昨年のドラフトの目玉となった根尾昂、藤原恭大(当時大阪桐蔭)は競合の結果、それぞれ中日とロッテに入団した。
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くじで獲得→活躍確定ではない。
もう1つ注目すべきなのは、くじ引きまでして獲得した選手が、必ずしも活躍するわけではないこと。
巨人はここ11回のドラフトで、くじ引きで獲得したのは、2008年の大田泰示(東海大相模)と、2011年の松本竜也(英明)の2人だけ。大田は巨人では芽が出ず、今や日本ハムの主力選手、そして松本は野球賭博事件で退団した。
西武では6倍の競争率で引き当てた大石達也も先ごろ戦力外になっただけに、入団以降の活躍まではなかなかわからないものである。
佐々木朗希、奥川恭伸も重複指名になるだろうが、高倍率をかいくぐってどの球団が引き当てるのだろうか?

