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佐々木朗希の登板回避が示すこと。
球数制限と日程変更は絶対に必要。 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph byAsami Enomoto

posted2019/07/26 16:30

佐々木朗希の登板回避が示すこと。球数制限と日程変更は絶対に必要。<Number Web> photograph by Asami Enomoto

準決勝では完封勝利を挙げた佐々木朗希。その翌日が決勝でなければ……。

「投げたい気持ちはあった」

「高校野球をやっている以上、試合に出たいのは普通のこと。投げたい気持ちはあった」

 甲子園目前で敗れ去った佐々木は、試合後にこう語ったという。

 投げたい気持ちは、当たり前だ。

 ただそうさせなかったのは、国保監督ではない。

 きちっと選手のことを考えたときに、エースをマウンドに送り出せない――そういう高校野球の環境であり、その環境を作っている高野連ではないだろうか。

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佐々木朗希
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