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百花繚乱の国内女子ゴルフ。
女王候補は黄金世代? それとも……。
text by
雨宮圭吾Keigo Amemiya
photograph byGetty Images
posted2019/07/03 08:00
前半戦でツアー初勝利を挙げ、アース・モンダミンカップでも優勝争いに絡んだ原英莉花。
プロ15年目で初のホステスプロにも。
上田自身も多少の浮き沈みを経験しながら生き延びてこられたのは、向上心だけではなく、「運もすごくある」という。
「わたしも何年か前に荒川先生(元巨人打撃コーチで王貞治を指導した故荒川博氏)に出会っていなければ変わるきっかけがなかったと思う。コーチやキャディーさんとの出会いのタイミングも絶対に関係がある」
上田は7月4日に開幕する今季新設の資生堂アネッサ・レディスで、プロ15年目にして初めてホステスプロの重責を担うことになった。
「これまでは不思議と大会とは関係のないスポンサーさんが多かったんですよね。ただ初めてだけど、緊張より喜びしかない。ゴルフをやめたら期待を背負える場面ってそんなにない。そういう期待があって戦えることにワクワクしてます」
新たな刺激はまた上田が活躍しつづける小さな契機になるだろう。
この先、突き抜けて勝ち続ける選手は一体誰になるのか。台頭する若手、充実期の中堅、円熟のベテランとあらゆる世代が混在しながら、ツアーは熾烈さを増す後半戦に突入していく。