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渡辺皓太、J2からコパに参戦。
東京V育ちの“豆タンク”が世界へ。 

text by

海江田哲朗

海江田哲朗Tetsuro Kaieda

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posted2019/06/16 12:00

渡辺皓太、J2からコパに参戦。東京V育ちの“豆タンク”が世界へ。<Number Web> photograph by Getty Images

ケガでコパ・アメリカへの参戦も危ぶまれた渡辺皓太。東京Vで育ったMFが世界の舞台へ挑む。

「試合に出なければ意味がない」

 6月2日、J2第16節の京都サンガF.C.戦、渡辺はゲーム終盤に古傷の左足首を痛め、担架に乗せられてピッチをあとにした。このため一時は代表への参加が危ぶまれたが、幸い大事には至っていない。サイズの不利をものともしない球際の強さと抜群のクイックネスはプレースタイルを形成する根幹であり、同時に土台の関節部にかかる負担が大きくなるのは自明だ。

 コパ・アメリカに臨む日本代表は、来年の東京五輪を見据え、22歳以下の若いメンバーが半数以上を占める。

「代表の主力が招集されず、自分たちの世代が中心のチーム。選ばれたといっても、試合に出なければ意味がない。攻守においてアグレッシブに、積極的に縦に仕掛けてゴール前の場面に絡んでいくつもりです。世界トップクラスのプレーを、身をもって体感したい」

 そう、渡辺は言葉に力を込める。

 日本のグループステージ初戦は17日。相手は、渡辺がピッチで対峙することを希望したアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)を擁し、大会史上初の3連覇を狙うチリだ。

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