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森保ジャパン初の「得点ゼロ」も、
香川投入で見えた大迫依存の解決策。

posted2019/03/23 11:10

 
森保ジャパン初の「得点ゼロ」も、香川投入で見えた大迫依存の解決策。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

昨年6月のロシアW杯以来となる“帰ってきた10番”は、得点こそなかったがしっかり存在感を示した。

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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Takuya Sugiyama

 結果は驚きではない。

 3月22日にコロンビアと対戦した日本には、長友佑都も、吉田麻也も、酒井宏樹も、大迫勇也もいなかった。アジアカップで評価をあげたボランチの遠藤航も出場していない。

 センターバックの昌子源がロシアW杯以来となるスタメンに名を連ね、アジアカップを欠場した中島翔哉が2列目に戻ってきたものの、GK東口順昭は昨年10月以来の出場で、右サイドバックの室屋成と左サイドバックの佐々木翔はアジアカップではバックアッパーだった。1トップの鈴木武蔵は国際Aマッチデビュー戦である。

 一方、コロンビアはカルロス・ケイロス監督の初陣だった。指揮官曰く「オーケストラで言えばチューニングをしているところ」だが、ゼロからのチーム立ち上げではない。

 最終ライン中央のジェリー・ミナとダビンソン・サンチェス、セントラルMFのウィルマル・バリオス、1トップのラダメル・ファルカオらは、ロシアW杯でチームの中心となった選手だ。トップ下のハメス・ロドリゲスも、コンディションさえ整っていればフル稼働していたのは間違いない。この試合で2列目の左サイドを担ったルイス・ムリエルも、途中交代のオプションとなっていた。

森保監督「得点0で終わる試合ではなかった」

 どちらもテスト的要素を含んでいれば、問われるのは個の力でありチームとしての地力である。コロンビアの決勝点はPKで、最少得点差による決着でも、結果は受け入れなければならないものだった。

 日本に勝機がなかったわけではない。

 10分、南野拓実の左足シュートが相手GKに弾き出される。17分、右サイドからカットインした堂安律の左足ミドルがゴール左に逸れる。21分、ゴール正面からドリブルで仕掛けた堂安が、今度は右ポストをかすめるような一撃を浴びせる。34分、南野がペナルティエリア内から左足を振り抜く。37分、左サイドからのクロスを、ファーサイドへ回り込んだ鈴木がヘディングで合わせる。

「得点0で終わる試合ではなかった」とは試合後の森保監督だが、前半のうちにスコアを動かせば結果は違っていたかもしれない。

【次ページ】 “パスの出し手”になっていた中島。

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