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今もなお語り継がれる「与田の18球」。
監督初戦は因縁深きベイスターズ。 

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小西斗真

小西斗真Toma Konishi

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photograph byKyodo News

posted2019/03/14 11:15

今もなお語り継がれる「与田の18球」。監督初戦は因縁深きベイスターズ。<Number Web> photograph by Kyodo News

現役時代にバッテリーを組んだ中村コーチと練習を見守る中日・与田監督。選手としては新人時代の31セーブが、最も数字を残したシーズン。

次は監督としてのデビューが待っている!

「与田の18球」は、結果的に“11年間で最高の試合”になった。故障に泣いたこともあり、これ以上の体験はできなかった。もちろん、何ら恥ずべきことではない。与田という投手は燃焼しきった。

 次は監督としてのデビューが待っている。

 思えば投手としての開幕戦だって、死球を当てたグレン・ブラッグスがマウンドに突進してきても、今の投手のように謝りもせず、一歩も逃げなかった試合('94年6月22日)だって、今回のオープン戦だって、不思議と与田の節目はベイスターズ戦(旧ホエールズ)である。

 そして、今季の開幕戦もDeNA。

 3月29日、ナゴヤ球場でないところが残念だが、横浜スタジアムで与田ドラゴンズは初陣を迎える。

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