プロ野球亭日乗BACK NUMBER
丸佳浩の打順と次打者のメリット。
広島で鈴木誠也、巨人は坂本勇人。
text by

鷲田康Yasushi Washida
photograph byKyodo News
posted2019/03/01 17:00

キャンプ、オープン戦で快音を響かせている丸佳浩。巨人打線に厚みが生まれるのは間違いない。
「坂本が丸を支えられるかだ」
「本当にいいキャンプを送れた。去年、一昨年は離脱もあったので、その点を考えると今年のキャンプは100点です」
巨人での初キャンプをこう振り返った丸は、紅白戦を含めた実戦8試合で24打数9安打の打率3割7分5厘、6打点と変わらぬ安定感を証明している。
「あとは坂本が丸をどう支えられるかだ」
ADVERTISEMENT
キャンプでの会話の原監督の最後の言葉だ。
3番の坂本が成績を残せば、その前を打つ丸を歩かせたくないために、投手は苦しいカウントでも勝負を挑まざるを得なくなる。
そうなったら待てる2番打者・丸にとっては思うつぼのシチュエーションとなるはずである。
