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Jリーグ史上最強の外国人は?
アンケート圧倒的1位はあの選手!
posted2019/02/28 14:30
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph by
Michi Ishijima
Jリーグ2019開幕に合わせ、NumberWebでは「Jリーグ史上最高の外国人選手は誰だ!」というテーマでアンケートを行いました。
イニエスタ、ビジャなどW杯優勝を経験し、ビッグクラブで活躍した超一流プレーヤーのJリーグ参戦を機に、草創期からピッチを彩った世界各国のレジェンドたちの中から「J史上最高」を考えてみようという企画です。
2月6日から2月20日までの15日間で集まった票は2127。
集計の結果、ダントツの得票で第1位に輝いたのは、Number973号「Jリーグ1993-2019 最強外国人は誰だ!」の表紙を飾ったストイコビッチ。
みなさまが選んだ歴代ベスト10を投票理由とともに、発表します。
第1位 ストイコビッチ(MF)991票
ピッチだけでなく、本アンケートでも“別格”の輝きをみせたピクシーこと、ストイコビッチ。総票数の46.6%、2位との差は3倍近くという圧倒的な得票率で1位に輝きました。
Jリーグ開幕2年目の1994年から2001年まで8年にわたって名古屋グランパスエイトでプレー。雨中でのリフティングドリブル、華麗なヒールパス、天皇杯決勝でのDFとGKを何度も翻弄して決めたシュートなど、数々の記憶に残る美しいシーンを演出してくれました。
歴代ナンバー1の理由として数々のコメントが寄せられましたが、「もはや説明の必要なし」との回答も多数いただきました。まさに、文句なしのナンバー1です。
「お金を出して、是非観に行きたい選手。 背筋がゾーッとするような、感動を、衝撃を与えてくれるプレーの数々。 ドリブル、フェイント、パス、どれをとってもエレガントで素晴らしかった」(40代男性)
「ピクシーのプレーを見たときすごくワクワクしたのを今でも覚えています。 日本に来てくれた背景含め、人間的にもとても魅力的な方です」(30代女性)
「芸術とタイトルの両方をもたらした」(30代男性)
「雨が降る中のリフティングは思春期の自分の心を一瞬で奪っていました」(40代女性)
「稀代のファンタジスタ。戦争の犠牲になって全盛期に国際舞台から遠ざかっていたことによる悲劇性、それによってありえないタレントが長きにわたって日本で活躍してくれた奇跡、いまでも伝説となっているプレーの数々、警告を受けることもいとわない熱い思い、国際舞台へ復帰後のワールドカップという大舞台でスター軍団を率いて最も輝いていた衰えぬスター性、監督になってもグランパスをリーグ初優勝に導いたカリスマ性、すべてがストイコビッチのキャラクターとして永遠に忘れられません」(50代男性)
第2位 ジーコ(MF)346票
ブラジル代表の10番で、“サッカーの神様”とも称されるあのジーコが日本に来る! 当時、日本リーグ2部の住友金属にジーコ加入というニュースは衝撃的でした。
鹿島アントラーズの選手としてJリーグでのプレーは1年半のみでしたが、40歳にして衰えぬ華麗なテクニックや伝家の宝刀フリーキックで“超一流”を体感させてくれました。そして、何より鹿島が最強クラブになるための礎を作った最大の功労者といってよいでしょう。
「鹿島を見ればわかる。 選手としてだけでない存在感が最高です」(50代女性)
「常勝軍団の道を示してくれた。日本サッカーに大いに貢献し続けている」(10代男性)
「日本サッカーへの貢献度、という意味で間違いなく史上最高。鹿島アントラーズというクラブを日本で育て、人脈を駆使し現役セレソンを含め数々のブラジル人をJに連れてきた功績は計り知れない」(30代男性)
「Jリーグ初期のブームをけん引。 華麗なヒールキックシュートや、 開幕戦ハットトリック、芸術的な FK、ナビスコカップ決勝PKでのつば吐き事件など、 記憶に残る名シーンを連発。 何人も彼のインパクトには敵わない」(40代男性)