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原口元気と武藤嘉紀の“相思相愛”。
「チーム雑草」の固い共闘意識。

posted2019/01/19 11:30

 
原口元気と武藤嘉紀の“相思相愛”。「チーム雑草」の固い共闘意識。<Number Web> photograph by JFA/AFLO

走れる選手が増えた日本代表の中でも、原口元気と武藤嘉紀の存在感はやはり高い。

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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「あの感じが、俺は大好きなんだよ。アイツからは、すごいパワーを感じるから」

 原口元気はそう考えているから、試合前に声をかけることにした。

「オマエらしさを全部出したら、絶対にゴールは決まるから!」

 声をかけられたのは、武藤嘉紀だった。

「代表になると点が獲れない状況が本当に長く続いていて。自分自身も少し悩んだ時期があったんですけど……」

 2015年10月以降は代表のユニフォームを着てゴールを決めていなかった武藤は、今回の試合前に原口からの言葉の重みを振り返った。

「すごい、後押しになりました。なんて言うかなぁ……本当に嬉しかったですね」

 アジアカップのメンバーに選ばれていた浅野拓磨が12月に怪我をしたことで、代わりにメンバー入りしたのが武藤だった。森保一監督が就任してから代表に選ばれるのは、今回が初めてだ。

 しかし、トルクメニスタンとの初戦では出番はなし。大迫勇也が臀部の痛みで出場できなくなった第2戦のオマーンとの試合でも後半12分からの途中出場にとどまった。

 そして迎えた1月17日のウズベキスタン戦。スタメンを10人も入れ替えるタイミングで、武藤はようやく先発に名を連ねることになった。

真骨頂のゴールパターン。

 4本というシュート数も、ペナルティエリア内でのボールタッチ数も、ともにチームトップ。これまで思うように試合に出られなかったうっぷんを晴らすかのように、気持ちを前面に出してプレーを続けた。勢い余ってイエローカードをもらうこともあったが。

 前半43分だった。ウズベキスタンに先制ゴールを許したわずか3分後、ゴール前で相手のマークを外し、フリーでヘディングゴールを決めた。フリーになり、点で合わせるヘディングは武藤の真骨頂であり、ヨーロッパの屈強なディフェンダーをねじ伏せてきた形でのゴールだった。

【次ページ】 「気持ちがある選手に良いボールが来る」

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