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森崎兄弟が語る“ポイチ流”の秘密。
選手のテンションが自然に上がる。 

text by

朴鐘泰

朴鐘泰Park Jong Tae

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photograph byJ.LEAGUE

posted2018/12/07 17:30

森崎兄弟が語る“ポイチ流”の秘密。選手のテンションが自然に上がる。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

森保、そして森崎兄弟。広島のレジェンドたちは固い絆で結ばれている。

森崎浩司「広島のレジェンドですから」

 あれから6年。Number967号で森保監督の記事をつくるにあたり思い出したのは、あのピュアすぎる笑顔と、森崎兄弟との「絆」という言葉だった。

「6年前、ポイチさんが監督になるという話を聞いて、素直に嬉しかったですよ。選手の頃には一緒にプレーしていますし、何せ広島のレジェンドですから」

 そう語ったのは、現在広島のアンバサダーを務める弟の浩司だ。

 森保は1987年に広島の前身マツダに入団し、オフト・ジャパン時代に日本代表に抜擢。「ドーハの悲劇」のピッチにも立った。2003年に引退し、2012年から古巣・広島の監督を務め、2017年までに3度の優勝を達成した。レジェンドたる所以である。

 森崎ツインズもまた、広島の純然たるレジェンドだ。1981年に生まれ、中学時代にユース入りし、浩司は一昨年に、兄の和幸は今年限りで引退したが、下部組織からスパイクを脱ぐまで、ひとつのクラブで全うしたJリーガーはそういない。もちろん、森保率いる広島の3度の優勝に大きく貢献している。

選手のテンションが上がるポイチ流。

 森保が監督就任1年目にしてJ1制覇を勝ち取った2012年のサンフレッチェ広島と現在の日本代表には、若さ漲る「溌剌さ」という共通点がある。和幸はこう語っている。

「例えば、ちょっとした球際の勝負でバンと強く行ってボールを奪う。そういうプレーに対して、ポイチさんはものすごい勢いで手を叩きながら『ナイス!』と叫ぶんですよ。地味なところだけど、選手はよくベンチを見ているし、監督にそういうリアクションをされれば、誰だってテンションが上がる。

 ポイチさんはチャレンジに対して積極的で、たとえミスをしても『いいぞ!』と褒めてくれる。今の日本代表に感じる“のびのび感”も、そういう姿勢から来ているんじゃないかなと思いますね」

 他に弟・浩司からは2012年の七夕にまつわるエピソードや、兄・和幸からは森保の“ドーハの後悔”にまつわる秘話を聞き、“ポイチ流”チームマネジメントの一端を垣間見た気がした。

 最も心に残ったのは、双子ゆえか、ふたりがまったく同じ台詞を口にしたことだった。

「ポイチさんって、いつの間にか正しい方向に導いてくれるんですよね」

Number967号「日本代表 僕らの時代」では、新生日本代表を指揮する
森保一監督の”名将のルーツ”を探る記事が収録されています。
そのほか、南野拓実、堂安律、中島翔哉の”黄金の三銃士”もクローズアップ。
是非、お手に取ってみて下さい!
日本代表 僕らの時代。

Sports Graphic Number 967

日本代表 僕らの時代。

 

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