フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
全治3週間負傷でも優勝の羽生結弦。
ザギトワも優勝で五輪覇者の貫禄。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAsami Enomoto
posted2018/11/19 17:00
美しく、優雅に滑る羽生だが……その身体には歴戦の負担が重くのしかかっている。
白岩、山下は表彰台に至らず。
総合2位はロシアのソフィア・サモデュロワ、3位には韓国の15歳、イム・ウンスが入り、初のシニアGPメダルを手にした。
GPファイナル進出のかかっていた山下真瑚は総合7位に終わり、白岩優奈も総合5位で表彰台には届かなかった。
この大会では、うつ病と摂食障害を告白して競技を休んでいたアメリカのグレイシー・ゴールドが2シーズンぶりの復帰を遂げた。
だがまだジャンプの調整ができておらず、SPで最下位に終わった後に棄権。自身のソーシャルメディアでファンを失望させたことを謝罪した。
かつては若手女子の中で、一番の才能と言われていたゴールドである。
焦らずに、時間をかけて納得のいく形での復帰を目指して欲しい。