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「『やりきった』という感覚がない」
西武・外崎修汰が悔しさ募らせる理由。

posted2018/11/15 10:00

 
「『やりきった』という感覚がない」西武・外崎修汰が悔しさ募らせる理由。<Number Web> photograph by Kyodo News

走攻守すべてが揃う外崎。日本シリーズ進出を逃したことは発奮材料となっている。

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市川忍

市川忍Shinobu Ichikawa

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 2018日米野球において、11月11日の第3戦から6番・サードでスターティングメンバーとして起用されている外崎修汰。

 ペナントレースに続き、侍ジャパンでも内外野守れるユーティリティープレーヤーとして渋い働きを見せている。

 パンチ力のあるバッティングで、2018年シーズンは自己最多となる18本塁打を記録。そのリストの強さを生かした打撃力は、実家のリンゴ園とリンクさせた愛称「アップルパンチ」と呼ばれ、ライオンズファンの間ではすでにお馴染みだ。

 日米野球で見せた右方向へぐんぐんと伸びる打球は、まさに外崎の真骨頂。東京オリンピックの代表選考に向けて、存在感を大いにアピールしたことだろう。

「『やりきった』という感覚ではない」

 埼玉西武ライオンズでは2018年シーズン、開幕戦からスターティングメンバ―として出場。特に3月、4月には3割1厘、3本塁打を記録し、開幕から始まったライオンズの快進撃を支えた。終盤、故障で戦線を離脱したものの、勝負強い打撃で幾度もチームを勝利に導いてきた。

 クライマックスシリーズ・ファイナルステージの最終戦終了直後、外崎は2018年シーズンをこう振り返った。

「『やりきった』という感覚ではないですね。最後、ホークスに敗れて、その勝てなかったことへの悔しさしか残っていません。もう少しなんとかできたんじゃないか。自分個人としてももっと粘れたのではないか、あと一歩、自分の中で成長しないといけないのかなと考えさせられるシーズンでした」

 シーズン終盤、練習中に左わき腹を痛め9月4日に登録を抹消。当初は早い復帰がささやかれていたが、故障は予想よりはるかに深刻だった。

【次ページ】 復帰した後も、恐怖感は残った。

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