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U-19代表がグループL突破確定。
2本柱の安部裕葵、齊藤未月が復活!
text by
安藤隆人Takahito Ando
photograph byAFLO
posted2018/10/24 18:00
U-19日本代表の“10番”安部裕葵はチーム最年長。すでに鹿島アントラーズで活躍している。
齊藤「もう少しで万全になる」
「一生懸命と言ったらいいのか分かりませんが……ああいう(献身的な)プレーでチームのみんなが良い反応を起こしてくれればと。うまくいかないときにそういうこと(周りを盛り立てるきっかけ)を起こせる選手が試合の中では必要だと思うので、僕はそういう選手になりたい」(安部)
「僕はキャプテンですけど、チームをまとめるのは当然として……僕にできるのは派手なことではなく、セカンドボールを回収したり、陰で支えることはできるので。
あと、このチームはちょっとさぼる傾向にあるので、強く言わないと(笑)。(声掛けが)キツいのは分かるのですが、キツいからと言って『なあなあ』にはしたくない。僕はもう嫌われてもいいのでどんどん言っていきたいなと思っています」(齊藤)
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最後、齊藤に「今のコンディションはどう?」と聞くと、「90%までは上がってきていると思う。もう少しで万全になりますよ」と笑顔を見せた。
調子を上げてピッチに戻って来たチームの2本の柱。
2連勝で最終戦のイラク戦を残してグループリーグ1位通過を決めたチームは、28日の準々決勝へ進む権利を得た。
準々決勝で勝てば、来年のU-20W杯出場権が手に入る。この大一番にいい形で入っていけるように――グループリーグの最終戦である25日イラク戦ではさらに、2本の柱がチームをピッチ内外から盛り上げて、決戦への機運を高めていくはずだ。