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昨季2位シャルケが開幕5連敗の危機。
なぜ深刻なゴール欠乏症に陥ったか。 

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遠藤孝輔

遠藤孝輔Kosuke Endo

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posted2018/09/29 10:00

昨季2位シャルケが開幕5連敗の危機。なぜ深刻なゴール欠乏症に陥ったか。<Number Web> photograph by Uniphoto press

開幕5連敗に気落ちするテデスコ監督とシャルケイレブン。ただ巻き返しへまだまだ時間はある。

気鋭のテデスコ監督に迷いが。

 問題はまだまだある。例えば、地元紙『WAZ』が「テデスコが正しいスタメンを見出せていない」と指摘するように、指揮官に迷いが見られるのだ。

 フライブルク戦では39試合連続でフル出場中だったCBナウドを起用しない大ナタを振るった。チャンピオンズリーグとの両立を考えれば、36歳のこの重鎮に休養を与えたくなる気持ちは理解できるが、土俵際に追い込まれた状況で大黒柱を外した判断には賛否両論がある。

 そのナウドがターゲットマンになるセットプレーから点を奪えなくなったのが、テデスコにとっての最大の誤算かもしれない。昨シーズンはCKとFKから計14ゴール(リーグ2位タイ。総得点の約4分の1)を記録したが、相手GKのスーパーセーブもあり、ここまではまさかのゼロ。ナウドと並び、空中戦の強さならリーグ随一のサネが新たに加わりながら、ストロングポイントだったセットプレーが一転して弱みになっている。

 ハイデルSDは「フライブルク戦での内容は良かった。デュエルの勝率は約60%だったし、点が足りなかっただけ」と前を向くが、はたしてシャルケは危機を乗り越えられるのか。

 同じく開幕から5連敗と躓いた2シーズン前は、第6節から7試合無敗と息を吹き返して最終的に10位でフィニッシュした。一方で、やはり開幕5連敗を喫した昨シーズンのケルンは最下位で2部に降格している。

 地元メディアが「引き分けさえ許されない」と煽る第6節のマインツ戦(現地時間9月29日キックオフ)が、チーム、そして33歳の青年監督テデスコにとって、大きなターニングポイントとなるのは間違いない。

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