ラグビーPRESSBACK NUMBER
山崎紘菜のラグビー愛が深すぎる。
女優業と1日4試合観戦の超多忙生活。
text by
朴鐘泰Park Jong Tae
photograph byAsami Enomoto
posted2018/09/21 07:00
多忙な女優業の合間を縫って、スタジアムへ足を運ぶ。「秩父宮で見かけたら、是非お声掛けくださいね!」
「わたしにとってラガーマンって……」
5年前は「好きな男性のタイプは?」と、何のてらいもなく聞けた。目の前にいるのはただの大学1年生の女の子だ、30代前半のおっさんが遠慮する必要なんかない、と開き直ることができた。
でも、いまは違う。目の前にいるのは、れっきとした女優さん。こっちは四十手前のただのおっさんだ。女優に恋愛のことを聞くなんて野暮すぎるだろ、と思っていたところに、渡りに船だった。
5年前と同じ質問をぶつけた。
――まだ、彼氏ラガーマンOK?
「全然OKです。だけど、わたしにとってラガーマンって、憧れというか、神聖なものというか、もうリスペクトの対象なんですね。自分が彼女に、なんておこがましすぎます。ラガーマンに対して恐れ多すぎて、そういう気持ちが起きないかもしれません」
5年前はまだうぶだった可愛い大学生が、24歳「職業・女優」の美しい女性になっていた。
19歳のラグビー好き女子が、もうラグビーなしの人生なんて考えられない、「今シーズンのトップリーグは全試合観ます!」と宣言する、立派なラグビー馬鹿になっていた。