ぶら野球BACK NUMBER
さらば“我らが同期”の村田修一!
引退セレモニーを見る、栃木の旅。
text by
中溝康隆Yasutaka Nakamizo
photograph byYasutaka Nakamizo
posted2018/09/18 07:00
この引退記念の村田修一ボブルヘッド人形は……一生部屋に飾り続けます!
「男・村田修一の野球に心からの敬意を」
直後の場内一周を見守りながら、O編集マンが「ありがと~っ!」を絶叫して、鼻をすすっていた。酔っ払った見知らぬおっちゃんの「まだ37歳だぞ! ガンバレ!」なんてエールがやけに心に沁みる。
おぅ、お互い頑張ろうか、村田さん。まだまだこの先の人生は長いらしいぞ。
東京行きの帰りの電車。セレモニー内で紹介された、巨人でともに戦った矢野謙次と実松一成の同級生代表メッセージ音声を繰り返し、何度も聴いた。
「今日まで自分の野球をやり切ったこと。同級生ながら男・村田修一の野球に心からの敬意を表します。
色々なことを言われて、辛く、そして悔しかったと思います。でも、そんな男に元チームメイトからこれだけの賛同は絶対に集まりません。これが俺たちの気持ちです。
最高の三塁手で、最高のスラッガーで、最高にいい奴と一緒に野球ができて、一緒に馬鹿やれて、本当に幸せでした。俺たちは、これからもずっと仲間だぜ」