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大谷翔平と抜群の潜在能力。
トミー・ジョン手術は怖くない。

posted2018/09/15 11:00

 
大谷翔平と抜群の潜在能力。トミー・ジョン手術は怖くない。<Number Web> photograph by AFLO

9月7日の試合で19号3ランを放った大谷翔平。3試合連続本塁打は潜在能力の高さを象徴する。

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芝山幹郎

芝山幹郎Mikio Shibayama

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 大谷翔平が、今季2度目のア・リーグ週間MVPに輝いた。対象期間は、9月3日から9日までの1週間。約3カ月ぶりに登板し、2回3分の1でマウンドを降りたのが9月2日のことだから、まるでその憂さ晴らしだ。

 3日がお休みで、4日=4打数1安打1本塁打、5日=4打数4安打2本塁打、7日=4打数1安打1本塁打。開いた口がふさがらないというか、思わず笑い出してしまいそうな爆発的打撃ではないか。

 その1週間の成績を振り返ってみよう。

 打率=4割7分4厘、出塁率=5割6分5厘、長打率=12割6分3厘、OPS=1.828。

 べらぼうな数字だが、同じ時期、新人王争いのライバルと見られるミゲル・アンドゥーハーやグレイバー・トーレスは、どんな成績を残していたのか。

アンドゥーハーが最大のライバル。

 アンドゥーハーの場合は、スラッシュで示すと250/333/313、OPS=.646にとどまっている。トーレスにしたところで、250/304/400、OPS=.704と、似たような数字が並ぶ。

 ただ、8月後半のトーレスは素晴らしかった。8月16日から31日までの成績を合算すると、407/484/593、OPS=1.076とシーズン序盤を彷彿させるような巻き返しを見せていたのだ。

 だが、21歳という若さのせいか、彼にはやはり波がある。その点、アンドゥーハーはしぶとい。大谷が絶好調だった1週間はやや停滞気味だったが、9月8日から11日までの4日間では17打数7安打と持ち直し、シーズン通算打率も依然として2割9分9厘をキープしている。

 ならばやはり、大谷の最大のライバルはアンドゥーハーだろうか。足し算でいっても、9月11日現在、511打数153安打23本塁打79打点という今季の通算成績は堂々たるものだ。大谷がいなければ新人王当確といってよいかもしれない。

【次ページ】 長打率、OPSは大リーグ屈指。

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