Jをめぐる冒険BACK NUMBER
森保U-21、過密日程でも快進撃。
自主性重視の西野流に似てる?
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byAFLO
posted2018/08/17 12:15
ネパール戦の辛勝から中1日、岩崎悠人(左)らのゴールで若き日本代表は見事な快勝を見せた。
「やるべきことは分かっている」
今年1月のU-23アジア選手権以来、2度目の参加となった原輝綺(アルビレックス新潟)もイメージの共有について、こう語る。
「監督からは、細かいことは言われてないし、やるべきことは自分たちも分かっているつもり。みんな戦術眼も高いし、頭のいい人ばかりなので、今までやってきたことをチームとしてすり合わせながらやっています。前から行くのか、行かないのかは相手を見て決めよう、という感じですね」
もちろんイージーミスも多いし、連係やイメージが合わない場面も散見される。ただ試合を重ねるごとに、コンディションが整うに連れて改善される部分も多いだろう。
19日のグループステージ第3戦の相手は、同じく2連勝のベトナムだ。彼らは日本がベスト8で敗退した今年1月のU-23アジア選手権で準優勝したチームである。その彼らを相手にどこまでやれるか――。
U-21日本代表の現在地を測る試金石として打ってつけの相手であり、今大会における最初の関門となる。