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武豊、欧州遠征で世界選抜主将に。
アクシデントも海外挑戦は続く。
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2018/08/17 11:20
イギリス、アスコット競馬場でシャーガーCに出場した武豊騎手。日本の第一人者として知名度は高い。
名手が集う舞台に招待される名誉。
その上で、結果はともかくシャーガーCのような世界の名手が集まる舞台に招待される事は名誉だし、今後も1回でも多くこういったイベントに参加し続けられるジョッキーでいたいと続けた。
実際、彼の実力と実績を持ってすれば今後もまだまだ同シリーズ及び同様のイベントから声がかかる事だろう。事実、帰国後の8月25、26日に札幌競馬場を舞台に行われるワールドオールスタージョッキーズシリーズにはすでに選出され、参加が決まっている。
今年のシャーガーCの成績は4レースに騎乗していずれも着外。1回は競走中止でポイントは0点に終わった。怪我までして乗り替わりも余儀なくされた。しかし、これから先、また選出された際、これ以上に悪い結果になる事は無いだろう。
モノは考え方。次回参戦する際は「2018年は最悪だったね」と笑い話に変えている彼の姿が目に浮かぶ。
また、彼自身の世界への挑戦はこれで終わりではない。凱旋門賞へ挑むクリンチャーと共に9月、10月と再びかの地へ渡ってレースに挑む。
騎手という仕事にアクシデントは付き物だと改めて考えさせられた今回の遠征だが、ぜひ、何事もなく秋の挑戦を迎えられるよう、祈りつつ応援したい。