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日本代表に“トロイカ体制”の提案。
「ハジメマシテ」な新監督は勘弁を。 

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北條聡

北條聡Satoshi Hojo

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posted2018/07/17 11:30

日本代表に“トロイカ体制”の提案。「ハジメマシテ」な新監督は勘弁を。<Number Web> photograph by Getty Images

西野ジャパンを現場で支えた手倉森誠、森保一コーチ。今大会を成功とするならば、内部昇格は自然な選択肢だ。

香川と乾のペアのように。

 ロシア大会で言えば、香川真司と乾貴士のペアがそうだ。2人が以心伝心の関係にあることは多くの日本人にとって「常識」でも、C大阪時代の2人を知らない指導者にとっては「未知」のペアでしかない。このトロイカ体制なら、そうしたムダが減るだろう。

 お互いに優れたタレントでも、同じ感性、瞬時のアイディアを共有できる間柄かどうかは分からない。こうした組み合わせの妙が、チームというパズルを組み立てる際の面白さであり、また難しさでもあるはずだ。

 また、2人の指導者はロシア大会を通じて日本の何が通じ、何が通じないのか、それも間近で見てきた。西野監督のマネジメントや采配についても、そうだ。その経験を今後の強化に役立てるのは理にかなった話だろう。

契約期間は4年もいらない。

 ただ、契約期間は「2年」がいい。うまく回らなかったときの備えが必要だ。あるいは東京五輪でメダルに届けば、それこそ「森保待望論」が浮上するかもしれない。

 2年もあれば、いろいろと状況は変わってくる。世代交代の時期にあるなら、なおさらだ。手広く構えるうえでも、1人の指導者に4年間を丸投げするのは避けたい。それでうまくいった記憶もないからだ。

 内部昇格とは平凡な結論のようにも思えるが、これで4年後のワールドカップに挑むと決まったわけではない。ただ、少なくとも、ゲンナリするような「積み木崩し」とは、きっぱりサヨナラできるのではないか。

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