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キンカメ勝利で、さんまさん土下座!?
杉本×草野×井崎のダービー裏話。
text by
薦田岳史(Number編集部)Takeshi Komoda
photograph byTakashi Shimizu
posted2018/05/22 08:00
(左から)杉本清、草野仁、井崎脩五郎のお三方が、日本ダービー裏話を明かしてくれた!
ディープの強さとメイショウサムソン。
井崎 ぐっときますね。僕はこの年はマイネルソロモンという重賞に出たことすらない馬を本命にして18着惨敗(笑)。
草野 ははは。'05年はなんといってもディープインパクトの登場ですね。僕はダービーでディープみたいな強い馬を負かすとしたら先行馬、とするとインティライミだとにらみまして、これを厚めに買っていました。インティライミは4コーナー早めに先頭にたって、よしこれはと思ったんですが、直線で外から一気に抜かれて。うわー、これは次元が違うと改めて驚かされましたね。
井崎 そういえば、その翌年メイショウサムソンに乗って皐月賞とダービーを制した石橋守騎手。その皐月賞のときのことですが仲間と近所のスナックに飲みに出かけようとしてたんです。中山競馬場から出る時に皐月賞を勝ったばかりの石橋さんが声をかけてきて「混ざっていい?」と言うので、喜んでお連れしました。客も従業員も併せて平均年齢70を超えるスナックで、石橋さんは朝まで陽気に歌ってました。ほんとに人柄がいい方で。
杉本 なるほど。石橋騎手に関しては私もダービーにまつわる話がありますよ……。
こうして3人による終わらない「ダービートーク」は果てしなく続いたのだった……。アイネスフウジンに見た「時代の変化」、ウイニングチケット勝利に杉本氏が大喜びした理由、そして、草野氏が100万円の大勝負をしたダービーとは――。ウェブで語られなかった更なるダービー馬券裏話は、発売中のNumber952号「日本ダービー特集」で是非ご確認ください。