実は強かった平成時代の近鉄。

＜昭和のパ・リーグ＞
南海：　　5149試合2647勝2277敗225分 勝率.538
阪急：　　5125試合2622勝2297敗206分 勝率.533
ロッテ：　5159試合2570勝2329敗260分 勝率.525
西武：　　5172試合2536勝2377敗259分 勝率.516
日本ハム：5134試合2307勝2589敗238分 勝率.471
近鉄：　　5119試合2195勝2704敗220分 勝率.448

＜平成のパ・リーグ＞
西武：　　　　4016試合2143勝1770敗103分 勝率.548
ソフトバンク：4015試合2061勝1844敗110分 勝率.528
近鉄：　　　　2133試合1066勝1016敗51分 勝率.512
日本ハム：　　4018試合1950勝1973敗93分 勝率.497
オリックス：　4018試合1889勝2025敗104分 勝率.483
ロッテ：　　　4016試合1852勝2060敗104分 勝率.473
楽天：　　　　1884試合838勝1002敗44分 勝率.455

　昭和の時代は南海、阪急が強かったが、平成に入ると西武が圧倒的。清原和博、秋山幸二に工藤公康、そして松井稼頭央や松坂大輔と選手が綺羅星のごとく揃っていた。ただ平成後半からソフトバンクが盛り返している。

　意外なのは2004年限りでオリックスと合併して消滅した近鉄が3位につけていること。今更ではあるが、もったいない感じがする。

平成で唯一2500安打を打った金本。

　次は昭和と平成の打者成績を見ていこう。平成は同じく5月6日までの数字で、※は現役選手だ。

＜昭和の安打数10傑＞
1張本勲　　　3085安打
2野村克也　　2901安打
3王貞治　　　2786安打
4衣笠祥雄　　2543安打
4福本豊　　　2543安打
6長嶋茂雄　　2471安打
7土井正博　　2452安打
8川上哲治　　2351安打
9山本浩二　　2339安打
10榎本喜八　2314安打

＜平成の安打数10傑＞
1金本知憲　　2539安打
2石井琢朗　　2432安打
3立浪和義　　2405安打
4新井貴浩　　2178安打※
5稲葉篤紀　　2167安打
6宮本慎也　　2133安打
7小笠原道大　2120安打
8前田智徳　　2119安打
9谷繁元信　　2108安打
10中村紀洋　2101安打

　昭和のランキングには、記録好きなら誰でも知っている顔が並ぶ。一方での平成時代、最も安打を打ったのは現阪神監督の金本知憲で、唯一2500本を超えている。これを脅かす打者は現役にはいないので、平成の最多安打は金本で確定だ。

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