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EXILE USA にとってのサッカー日本代表 

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photograph byTadashi Shirasawa

posted2018/05/16 17:00

EXILE USA にとってのサッカー日本代表<Number Web> photograph by Tadashi Shirasawa

個性を表現しつつグルーヴを合わせて。

 日本代表チームと同じように、EXILEも本当に個性豊かなメンバーで構成されています。だけど、“チーム”に対する意識は常に強く持っているつもりです。

 同じダンサーでも、手足の長さも、体型も、それぞれ違います。だからお互いの個性を尊重し合うことが大切で、振り付けにも、その人なりのアレンジがあっていい。あんまりやりすぎると「ちょっと変えすぎじゃない?」と怒られたりもするけど、調整しながらそれぞれの個性を表現しつつ、全体の“グルーヴ”だけはばっちり合わせる。そうやって、ひとつのパワーを生み出そうとしています。

 踊っている時は必死だけど、みんなの姿はちゃんと視界に入るんです。踊りながら「いいね!」と感じることはたくさんあるし、TETSUYAあたりがジャンプしすぎて「おいおい」と思うこともある(笑)。でも、そうやってお互いにとって最高のパフォーマンスを引き出し合うことが、結果的には“チーム”としての完成度を高めることにつながるんですよね。

 その雰囲気は、観てくれる人に必ず伝わると思います。だから声援がより大きくなって、その声は確実に僕らの耳に届いている。そういう意味でも、やっぱり、エンターテインメントとサッカーはよく似ている気がします。

 応援が力になる。その力がもっとすごい応援を生む。それがまたアーティストや選手の力に変わる。そういうポジティブなサイクルに入った瞬間の興奮ほど特別なものはありません。

 だから、みんなでひとつになって日本代表を応援しましょう。僕もロシアに行きたいなあ(笑)。

(構成:細江克弥)

EXILE USA

2001年、ダンス&ボーカルユニット・EXILEのメンバーとしてデビュー。’06年、“ダンスは世界共通言語”をテーマにDANCE EARTHプロジェクトを開始し、これまでに世界約20カ国の踊りを体感。その経験をもとに書籍、絵本、舞台、映像作品などを制作・発表している。’15年、新ユニット・DANCE EARTH PARTYを本格始動。同年、EXILEパフォーマーを卒業した。’10年より、小学4~6年生向けフットサル大会「EXILE CUP」のスペシャルサポーターも務める。

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